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映像伝送の新時代到来!NETGEAR×IDK AV over IP大規模映像伝送実証ビデオを本日公開!

米国シリコンバレーに本社をおくネットギアジャパン合同会社(所在地:東京都中央区、代表:杉田 哲也、以下NETGEAR)は、 株式会社アイ・ディ・ケイ(所在地:神奈川県大和市、以下IDK)と合同で行った、AV over IP技術を用いた160入力160出力の大規模映像伝送実証映像を、本日NETGEARジャパン公式YouTubeチャンネルにて公開します。

 

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■AV over IPソリューションを用いた、160入力160出力の大規模映像伝送
今回の検証では、NETGEARの100Gコアスイッチ「M4500-32C」1台と100Gアップリンク対応10Gエッジスイッチ「M4500-48XF8C」8台、そしてIDKのエンコーダ「NJR-T01UHD」160台とデコーダ「NJR-R01UHD」160台を使用しました。正しい宛先に大量のマルチキャストトラフィックをルーティングおよび管理するネットギアの機能と、320ものエンドポイントのAV over IP機器(IP-NINJAR)の統合管理および制御を実現するIDKの機能により、IP伝送でも従来のマトリックススイッチャシステムと同様に、遅延することなくスムーズな映像伝送が可能であることを実証しました。AV over IPシステムに移行するメリットは、大きく3つ挙げられます。1つ目はコストの削減です。シンプルな機器構成で機器自体のコストが抑えられるほか、映像伝送の専門的知識が無くても構築が可能なため、トレーニングコストも抑えることができます。2つ目は映像表示の柔軟性です。従来のマトリックススイッチャシステムでも、画面を分割し複数の映像を流すことができましたが、画面の分割方法を変更する場合はシステムの組み直しが必要でした。AV over IPシステムでは、ソフトウェアの操作のみで画面の分割方法を変更できるため、必要に応じて柔軟な映像表示が可能です。3つ目は拡張性です。今回の160入力160出力の構成を応用すると、320入力320出力など、さらに大規模な映像伝送への拡張を簡単に行うことができます。さらに、LANケーブルを使用するため最長100mまで延ばすことができ、これまで配線が届かなかった管制塔や警備室、空港の電光掲示板や屋外ディスプレイとしても使用できます。
 

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■NETGEARのAV over IPスイッチM4500とM4300、IDKのIP-NINJAR
NETGEARはAV over IPの標準化を推進するSDVoEアライアンスを設立した、唯一のスイッチメーカーです。IGMP Plus (IGMPプラス) など、AV over IPネットワークを簡単に構築できる、ゼロタッチ設定機能を標準搭載したM4500/M4300シリーズのスイッチを提供しています。従来のスイッチャーと異なりネットギアのスイッチでは、どのポートにケーブルを挿しても入力/出力を自由に選択することができます。必要なポート数のモデルを選んで、エンドポイントデバイスを接続すれば、あとはスイッチの電源を入れるだけで簡単にAV over IPネットワークを構築できます。
IDKはSDVoEの技術ベースにAV over IP機器(IP-NINJAR)を自社で開発・製造・販売をおこなっている映像機器メーカです。フルスペック4Kのリアルタイム伝送に対応したAV over IPにより、長期に渡って運用可能でシステム拡張性に優れたシステムを構築できます。30年以上、ProAV市場向けに映像機器を提供してきたノウハウをAV over IP機器にも投入し、自社開発の強みを生かしたユーザビリティの高いシステムソリューションを提供します。

■映像の高精細/高画質化とIP化
4Kや8Kといった高精細・高画質化が進み、それを高画質のまま配信することは従来のインフラでは難しくなりつつあり、音声や映像業界のIPソリューションへの移行は広く認識されています。現在の放送業界における主流のインフラはSDI(Serial Digital Interface)と呼ばれる独自規格の同軸ケーブルを利用しています。それが、高精細・高画質化が進むにつれてデータ量が増加し、SDIケーブルを複数束ねて対応するなどしてきました。しかし、この方法ではコストや様々な面での効率の悪さなどが課題となってきており、IP化の検討が急速に進んでいます。また、一般的に広く普及しているHDMIケーブルでも広帯域の伝送は可能ですが、長距離の伝送は苦手という側面があり同様にIP化のソリューションが浸透してきています。