世界最大級の音楽フェスティバルがAV over IPの高い基準を打ち立てる

OS festival II
Erik Hoeboer

執筆者:

Erik Hoeboer, シニアマネージャー エンタープライズマーケティング ヨーロッパ

erik.hoeboer@netgear.com



この記事の内容

  • はじめに
  • 背景
  • 課題
  • 解決策
  • 現場でのM4500
  • M4300も活躍
  • 卓越したサポート



はじめに

世界最大級の印象的なポップアップ音楽フェスティバルで来場者に優れた体験を提供するためには、AVおよびデジタルディスプレイ情報を最高品質で確実に届けることが不可欠です。広大なエリアにわたる複雑な環境で、短期間のうちにこの規模のタスクをこなせるのはAV over IPだけです。ライブイベントおよびエンターテインメントの専門企業であるOSA International, Inc.は、NETGEARのProAVデザインチームとAV向けNETGEARマネージスイッチの支援を受け、その実現に重要な役割を果たしました。

会社名:
OSA International Inc.

業種:
エンターテインメント

会社ウェブサイト:
osacorp.com

所在地:
ラスベガス、米国

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背景

年に一度、砂漠の真ん中が世界最大級の音楽フェスティバルの会場へと変貌します。その規模は圧倒的で、直径約10kmのサイト内に、端から端まで歩くのに数分かかるほど巨大なステージが1つあります。さらに6つのステージが世界各地のアーティストを迎え、3日間にわたって完売となるこの一大イベントには、数万人もの来場者が訪れます。

アーティストの音楽や映像に必要なAV機器に加え、このような大規模イベントではデジタルサイネージも欠かせません。たとえば、会場全体の外周にはティッカー形式のLEDシステムが設置されており、来場者はいつでも次に出演するアーティストと場所を確認できます。また、会場内には8台の約9m×24mの大型LEDスクリーンが設置されているほか、キャンパス内の各所に小型のデジタルサイネージが配置され、案内情報や、必要に応じて全員の安全を守るための緊急アラートなどを表示します。さらに、ストレージ、セキュリティ、インターコムシステムなど、その他のシステムにもネットワーク接続が必要です。



課題

この規模のキャンパスのネットワークニーズに対応するため、イベントのコンテンツ制作・配信を担当する組織は、米国に拠点を置くOSA International, Inc.に依頼しました。OSAとは以前にも協力関係があり、チームの専門知識と課題解決への取り組み姿勢が高く評価されていました。

砂漠を舞台にしたこの音楽フェスティバルに向けて、OSAはすべてのデジタルサイネージのマスターコントロールネットワークを構築するとともに、その他のコンテンツの配信、ストレージ、一元管理も担いました。そして2022年のイベントでは、膨大なトラフィックに対応するために100Gbネットワークが最適であることが明らかになりました。



解決策

OSAはAVインストール専用に設計されたNETGEAR AV Lineスイッチをすでに知っていましたが、以前使用していたM4300シリーズの10Gbポート速度では不十分であることが明らかになりました。「そこでNETGEARのProAVデザインチームに相談したところ、M4500シリーズのスイッチが最適な選択肢であることがわかりました」と、OSAのバイスプレジデントであるMichael Solomonは述べています。ProAV Lineの一部であるM4500シリーズは、マトリックススイッチの再構成可能性とイーサネットのスケーラビリティを組み合わせ、数百台のIPエンドポイントを非常にコスト効率の高い方法でサポートします。

たとえば、Michaelは次のように説明しています。「4500では、どのポートでもマルチギグ機能が役立ちました。100Gbポートを10Gbまたは25Gbに分割できたことで、すべてのサーバーをサポートするための追加スイッチが不要になりました。メインスイッチでは、4つのポートに12台のサーバーを接続できました。その柔軟性は素晴らしいものです。」



現場でのM4500

現地に到着後、OSAのクルーは3台のM4500を設置しました。1台はサーバールームのコアスイッチ(100Gbポートのうち4つを4×25Gb構成で使用)、2台目はメインのマスターコントロールトレーラー、3台目は別のトレーラーに設置し、3台間を200Gb LAGで接続しました。デジタルサイネージをサポートする14台のDisguise VXサーバーが25Gbで接続され、追加の現場コンテンツ要件に対応するレンダリングマシンも同様に接続されました。

現場でOSAのエンジニア責任者を務めたChris Ladnerは次のように付け加えています。「コンテンツエディター、プロデューサー、テクニシャンなど、合計約30名のユーザーがスイッチに接続し、それぞれが1Gb、10Gb、または25Gbのいずれかでトラフィックを分散して受信していました。複数のマルチギグ接続を持つユーザーもいました。」さらにOSAは、一部のポートにVLANを作成し、インターネットメディアコンテンツとコントロールを同一のNIC上で管理できるようにしました。



M4300も活躍

7つのステージそれぞれに、コアM4500へのファイバー接続を備えた10Gb M4300 AVスイッチが設置されており、OSAが提供するネットワーク接続ストレージ(NAS)へのコンテンツの取得および投稿が可能でした。

Chris Ladnerは次のように述べています。「映像と音声のために各ステージへの往復2回線を用意し、すべてを録画して一元管理できるようにしました。」さらに複数のM4300が、第2のコントロールルーム内でKVM、NDI、ルーターパネル、コントロールネットワーク機器をサポートし、これらのスイッチのPoE(Power over Ethernet)機能を活用して追加ケーブル配線の必要性を削減しました。



卓越したサポート

ネットワーク機器に加え、Michael SolomonはNETGEAR ProAVチームのサポートの質についても高く評価しています。「M4300スイッチにはすでに慣れていましたが、M4500を使用するのは今回が初めてでした。しかし、NETGEARチームから設定や複数のオンライントレーニングセッションを通じて多大なサポートを受けました。現地にいる間も、NETGEARはイベントを成功させるために継続的にサポートしてくれました。このようなサポートレベルは、他のプロバイダーでは得られないものです。」

OSAの努力は実を結び、ほぼすべてが計画通りに進みました。この大規模な音楽フェスティバルを支えるデジタルディスプレイのバックボーンネットワークが、関係者全員にとって忘れられないイベントの実現に貢献しました。Chris Ladnerは次のように締めくくっています。「このプロジェクトに携わることができて非常に刺激的でした。今年後半の次回イベントのサポートも楽しみにしています。」



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